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 鍼灸治療について、ご理解いただきたいこと。

◆鍼灸は魔法ではありません。

……鍼灸について、たった1回の施術で治る!という大きな期待を持っている方も、中にはいらっしゃるかもしれません。
しかし、鍼灸は魔法ではないので、奇跡的なことはあまり起こりません。
厳しい現実をさらすようで、申し訳ありません。ただし、診察をしっかり行い病因と予後を把握して、適切な治療を必要な回数施す、この基本を行うことで、病気は治癒の方向へ進みます。

……今ある症状は、長年の生活で体に負担が生じたことからくるものがほとんどです。
長く患った疾患は、治癒までに、やはりある程度治療回数を重ねる必要があります。
治療の効果を発揮させるためには、最低でも1週間に1回程度の施術ペースが理想です。
目安として1ヶ月ほど継続していただければ、体調の変化を感じていただけると思います。
「継続は力なり」です。 

……さらに、一季節(約3ヶ月)続けていただけると、根本的な生理活動のリズムが整う
下地が出来てきます。病因に対する抵抗力を身に付けることも大切です。
患者さんから、「なんとなく以前よりは調子がいい」、というお声をいただきます。
けっして派手ではないけれど、少しずつ少しずつ、体が良くなっていく過程を実感して
いただけるよう、丁寧に鍼灸治療に尽力しております。

……病気の経過が短ければ短いほど、治癒も早いと言えます。
ぎっくり腰の例ですが、発症後すぐに治療を始められ(腰痛は初めて)、2回目の治療後
ほぼ痛みが消失、違和感が残る程度までになり、その後、念のため週一の間隔で2回通院、
完治した患者さんがいらっしゃいます。
反対に、慢性的に腰痛を覚えていたが軽度だったために3年ほど放置、とうとうぎっくり腰を起こして来院された方もおられます。激しい痛みは 2、3回の治療で消失、しかし鈍痛がなかなか取れず、結局3ヶ月は定期的に通院され、軽い違和感程度まで回復されました。
痛みやしびれなどの違和感は、体からのサインです。まずは、自分の生活環境(衣食住や
社会的立場、人間関係そのもの)を見直してください。過労、寝不足の人は休養する、
食べ過ぎ飲み過ぎ・ゲームのやり過ぎなど過度な行動は節制する、病院に行く、鍼灸などの治療を受ける、できることから行動してください。


◆季節の移り変わりに敏感な方へ

……花粉症は春先や初夏、残暑の時期に症状が現れることが多いですよね。また、秋から
冬にかけて、寒さが厳しくなってくると、めまいを起こしやすい方が増えてきます。
このように、人によって苦手な季節があること、季節の移り変わりに体調が左右されることは現実としてあります。
特有の季節に体調が悪化することがお分かりの場合、治療を始めるタイミングとして、
その苦手な時季の2~1つ手前の季節から行うことが理想的です。
例えば、冬に体調を崩しやすいのであれば、夏~秋にかけて治療を始めると効果的という
ことです。
先ほども述べましたが、一季節(約3ヶ月)続けると、根本的な生理活動のリズムが整う
下地ができ、病因に対する抵抗力も徐々に備わってきます。
少しでも体力を上げて、相性の悪い季節を(それなりに)迎え撃ってやりましょう!